プチ春劇場:「あなた自身の天使のために」:第5話

それからまた数日が過ぎた夏のある日の体育館

かおり:なに急にこんなとこ呼び出して?
昭平:あのさー
かおり:だからどうしたの?らしくないな〜いつもなら・・・
昭平:俺、・・・薄々感じてたんだよ。浩介のことをかおりが好きなんだって!
そしてもう俺にはかおりは振り向いてくれないって!
かおり:・・・
昭平:あいつといるときのかおりを見るのが俺もう我慢できないんだ!なー、なんであいつなんだよ?
   俺はずっといい友達のままなのかよ?かおりにとって俺は友達以上にはならないのかよ・・・
浩介:やめろよ、もう彼女を苦しめるのはやめろ。
昭平:なんだよ。俺はいつも悪者かよ、かおりを苦しめるだけの存在なのかよ。
   俺だってかおりのことが好きなんだよ!好きで好きでしょうがないんだよ!
麻都佳:カット!
純子・修一:ブラボー、ブラボー、最高!三人とも天才!
かおり:ほんとですか?
修一:最高だよ。最高。いけるじゃない。昭ちゃん役者向いてるよ。
かおり:よかったじゃな〜い
昭平:修一、俺のこと昭ちゃんなんて呼んでたか?
浩介:ねー紛らわしいから名前、変えよーよ、ねー
麻都佳:いいじゃない。リアルで
かおり:何回やってもどきどきしちゃうわー、まるでホントに二人が私を取り合ってるみたいで
取り合ってた二人:(だから困っちゃってんのよ〜)やっぱやりずらいよ
修一:青春バンザーイ!
純子:でもまーいいんじゃない?
二人:(本当にドキドキしちゃってこっちは困るんだけど)
麻都佳:まー、また考えとくわ(面白いのにー)

そしてその日の練習は終った。その日の午後、男子生徒は前夜祭の劇アピール
(彼らの学校は前夜祭に劇のアピールをすることができ、4分という時間が与えられている)
のことを浩介の家で話し合った

浩介:ん〜。そうか、あの岡田のクラスは歌とダンスをして4分使うのかー
昭平:岡田めー(怒!?)
修一:で、美雪ちゃんとこは、劇の場面でかっこいいとこをまとめてやるんだって
浩介:何か凄いことやりたいな〜
三人:ん〜

それから15分

昭平:そうだ、わかったぞ!
浩介:え?何が?
昭平:嘘発見器って、実は電極にさわると汗で電流が流れる仕組みなんだ!
浩介:は?
昭平:絶対そうだよ!そうに決まってる!
浩介:昭平、自分が何言ってるのか分かってる?
昭平:・・・いや、わかんない。何か言ってた?・・疲れるとなんか変なこと言っちゃうんだよ。
修一:そうだ、わかったぞ!
浩介:え、何が?
修一:進化というのはある時、一斉に起ったんだ。
浩介:は?
修一:絶対そうだよ!そうに決まってる!
昭平:待てよ、待てよ、おかしいゾ!・・・そうか、わかったぞ!
浩介:また?
昭平:進化というのはウィルスによって・・・
浩介:昭平、また暴走してるゾ―!しっかりしろ〜
昭平:ごめんごめん。つい疲れてると・・・
修一:そうか、わかったぞ!
二人:え?何が?
修一:ダンスでも真面目でもないアピールで(ヤングのハートを)ゲットしようよ!
二人:で、なにするの?
修一:告白するの!
二人:え?だれが?
修一:俺が!二人ともキュ―ピットになってくれるっていったじゃん!
二人:いいけどどうやって??
修一:それはかくかくしかじか・・・(さらに30分)・・・ってことなんだよ
浩介:・・・あ、終わった?
修一:で、どうかな?
昭平:よくわかんないけどいいんじゃないか?(聞いてなかった)
修一:俺って天才だな―全く、どうして今まで気づかなかったのか、それが悔しくてね・・・

では修一が何をいっていたかを簡単に説明します!
彼は「僕が舞台に立って麻都佳ちゃんに告白するから、二人であとのキャストから僕を守ってくれ。
突然リハーサルと違うことするから。このことは三人の秘密だ!」と言った

浩介:んじゃ口説き文句考えなきゃな
修一:優しいことばがいいよね
昭平:甘いな。なんか聞く話によると女は優しさ2、厳しさ8の男にグッとくるらしい。
   逆に、優しさ8、厳しさ2は、すぐに嫌われるらしいゼ
浩介・修一:え!?優しければ優しいだけいいんじゃないの?
昭平:たとえば、待ち合わせに女が遅れてったとき、男が何時間も待ってたくせに
   「そんな待ってないよ」って笑って言われると、表面上は、「ありがとう♪」とか言ってるのに、
   内心、「一生待ってろ」って思ってるらしい!!
   さらに、優しさ10の男は利用するだけ利用して、使うらしいよ・・・
二人:マジかよ!?優しさを弄んでるよ!?女心って分からない。
   男は優しくしてもらえるだけで幸せなのに。
昭平:俺も聞いた話で分からないけど、大体恋愛は女が冷めて終るらしい
浩介:わからない!ますます分からない!わからなすぎだー。女の子はピュアで、繊細で、
   いつも泣いてたんじゃなかったのか?
昭平:これは大体の女子の考えだって聞いた
修一:優しさ以外に何を求めてるんだ―?21世紀にはどんな男が必要なんだ〜?(泣)

その夜男達は思い思いの女性のことを考え床についた。彼らは自分の好きなあの人だけは違う!
っと心にいい聞かせながらも布団を濡らしたのは言うまでもない

天使番号0363:それから天使時間でいうと3年(人間で3日)という月日が流れた。
修一達は黙々とアピールの練習をした。とりあえず学校は平和だ。
僕はキュピットとしての仕事がなくて困っている。

浩介:ふー、今日も口が酸っぱくなるほどクサイ言葉言ったからいいだろ
昭平:ま、俺ら帰るから、修一もそろそろ帰れよ〜
修一:もう少しやってから帰る。体育館で練習できるのは今日ぐらいしかないだろ
浩介:ま、何でもいいけど、暗くなる前には帰れよ。体壊したらシャレにもならんぞ〜(笑)
修一:うん、じゃあな〜
二人:じゃあな〜

一人体育館で愛を叫ぶ修一

修一:あなたは教室でひときは目立つ薔薇のようです。あなたのことを考えると夜も眠れません。
   ・・・ん〜クサイな―・・・私はあなたのことを考えると飯が喉を通りません。
   おじさんぽいかな?・・・
純子:何の練習してるの?(笑)(体育館の入り口から顔をのぞかせる)
修一:え!は、あの〜(驚)
純子:麻都佳への告白の練習?
修一:・・・うん、
純子:いい〜?麻都佳クラスの人間は数々の口説き文句になれてるのよ〜。
   変化球はダメ。残るはストレート!でしょ?
修一:わかった!純子も俺のこと応援してくれよ。
純子:聞いててあげるから早くいってみなさいよ

修一、一呼吸おいて

修一:僕は麻都佳さんが好きで好きでたまらなくて、あなたがいるだけでいいんです!
   朝、バス停で会えるだけで温かい気持になります!
   僕は体育で手をつないだときは心臓がオーバーヒート寸前で
   身体中の機能が停止するかと思いました!

純子の横に麻都佳がひょっこり顔を出す

麻都佳:修一。ありがとう・・・・・

少しの間。修一、麻都佳を見つめる。

修一:僕には女心が分かりません!僕はあなたがどれだけ約束に遅れても笑っていたい。
   何があっても笑っていたい!どんなにダサくても、うっとうしくてもあなたと一緒にいたい!
麻都佳:・・・・・(声にならない小さな涙をながした。修一は気づいてない)
修一:・・・・好きです!何回でもいいます!好きです!好きです!
  (麻都佳に見えないように小さな涙をながした。)

純子は体育館から去っていた。体育館には二人しかいない。二人は暫くだまったままだった




果たしてこれは麻都佳ちゃんはOK出したんですかねー?それともNOってこと?
(女心は分かりません)酷い性格の持ち主のように書いて女性の皆さん。すいませんm(_)m
女心ってやつは毎日複雑な思いを胸に泣いているんですよね?
ってか麻都佳ちゃんのOKのしかたわざとらしいですか?
急に体育館がでてきて、ストーリー急展開になってません?
どうもギャグに力いれると話が進まず、終盤で話を詰め込んで急展開。
ってことになってるように感じる私。意見聞かしてください(笑)。
一人の妄想でできる範囲はしょせんこんなもんです。
みんなの妄想力!?が必要なんです・・・・ごめんなさい。ただの変態ですね^^;
毎度毎度ストーリーもあとがきも増える一方です。
ちなみにいつも僕は展開がないとみんな退屈かな、なんて思って指を動かしてますがどうです?
アマですので、みなさん読んで「これ書いてるの〇〇〇君だよねー」なんていってないで、
暇ができたらなにか僕にネタください。約束ですよ

もどる

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送