プチ春劇場:「あなた自身の天使のために」:第4話
あれから何日か過ぎた。劇は男子生徒たちの手が加えられストーリーが暴走した。
内容は強い要望でどの出演者にもキスシーンを設けたというおかしなものになった。
当然女子の大反対によって、アホみたいなボーソーは一瞬にして止められた。
麻都佳の修正が加えられ、ほぼ原作の脚本ができた。
そしてある日の練習後
麻都佳:みんな、お疲れー今日はここまで。私はちょっと小道具を買いに行くけど誰かほしいものあったら言って
修一:俺も一緒に行くよ!
男子二人:(俺らは応援する!お前ら二人で言ってこい!)
修一:(ありがとう!この恩は何かで返す)
二人:(ジュース今度おごれ)
修一:(わかった)
二人:(グットラック!)
純子:私も行っていい?(麻都佳には聞こえない声の大きさで)
二人:(よせ!)
修一:(なんとかしろ!)
二人:(なんとかって?)
修一:(ジュース2本でどうだ?)
二人:(OK!まかせろどうにかする!)
修一:じゃあ、はやく行こうゼ!小峰。(頼んだ!)
純子:まってあたしもー
昭平:(そうはさせるか!)小林!このセットあっちに運ぶの手伝ってくれない?
純子:あっちって、どっち?
昭平:あっちって、あっちの方のあそこだよ。さ、こっちもって。
純子:こっちって、ここ持てばいいの?
昭平:(どこでもいいから持てー!)さ、はやく運ぼー
浩介:(頼んだゾ!)
昭平:(おう!)
二人あっちに行く
かおり:あんたたち何やってんの?
浩介:え!?
かおり:分かってるわよ。修一と麻都佳くっつけてんでしょ。ジュースぐらいで男ってばかよね
浩介:(かおりって何で分かるんだ?)もしかして、・・・かおりって忍者か?
かおり:は?そんな馬鹿なこといってる前にこっちのセットも倉庫に運ぶわよ!
浩介:あ、はい(そうだよ、忍者なんてそう簡単に高校生がなれないよな・・・・
あ!そういえば今僕とかおりの二人っきりしかいなんだ!チャーンス!ご先祖様ありがとう!)
かおり:はやくこっち持って!
浩介:こっちてここ持てばいいの?
かおり:さ、はやく運ぼー
浩介:うん。
二人倉庫で荷物を置き終る
浩介:ちょっと、そのまま動かないで・・・(浩介、かおりに近づく)
かおり:え、ちょっと!?(いきなりのことに思わず浩介を突き飛ばす)
浩介:え!?何で突き飛ばすの?蚊がいたからやっつけてやろうとしたのに・・・・
(突然で、突き飛ばされたことに深いショックを感じた)
かおり:ごめん。ほんとごめん!(やってしまったー)
浩介:(その気がなかったと言ったら嘘になる。もし今、僕の気持を言ってたら、
そんときもたぶんこうなってたのかな・・・)あ〜ショックだー
かおり:そんなショック受けないでよ〜
浩介:(しまった!口に出しちゃった)僕って駄目だー(悲)
かおり:ちょっと、そんなへこまないでよ〜
昭平と純子が倉庫にはいってくる
昭平・純子:どうしたの?
かおり:どうしたの二人とも?
二人:あっち、どこも置くとこなかったこっちに来たんだけど、ここって置いていいよね?
かおり:いいんじゃない。そこ置きなよ
二人:そこってここのこれの上?
かおり:うん
(浩介はショックでペコペコになってた)
そして次の日の朝の劇の練習前。校舎裏のスペース。今日はクラスのキャストの全員が来る日だ
男二人:(買ってもらったジュースを飲みながら)ねえ昨日はどうだった?
修一:だめだった・・・・
二人:え、フラれた?
修一:違う。なにも言えなかった
二人:駄目だろうがー
となりのクラスの岡田がやってくる
岡田:ここって、若佐(かおり)さん達のクラスが使う?
かおり:(浮かれた声で)はい!
岡田:じゃあ隣のここ使っていいかな?
純子・麻都佳:(浮かれた声で)はい!どうぞ!
岡田:ありがとう(岡田スマイルをする)
クラス女子達:(ほ〜〜)いいわよねーうちのアホ男子共と違うわー
少し離れたところで
昭平:なんだよあいつ。わざとらしい笑い、あんなん誰でもできるよ
浩介:あれでこの学校のヨン様だって。自分でも微笑みの貴公子だと思ってるらしいよ
修一:麻都佳ちゃんまで〜(泣)
昭平:大体、あれのどがいいの?あのキザで、髪の毛をバックにキメてる奴の?
しかも俺らじゃなくてなんで女んとこに話しに行くんだ?
浩介:あいつは紳士服しか着ないらしいよ〜
昭平:それじゃあ、ジュン様だ!ははは・・(小泉は自分のことをこう呼んだことで問題になった)
浩介:はははは・・。でもあいつがキャラクターティーシャツ着てたら笑いだなー
昭平:それに自分でも意識してんなら髪だて黒やめて、ウケ狙いで茶にすればいいのにな!
浩介:言い過ぎだろ?ははは・・・・。は!!あの子、誰?(凄い綺麗な子だ。見てて落ち着くような・・・)
修一:あー、あの子は夏休み前に転校してきた同じ学年の子だよ。たしか名前は・・・・
美雪!七瀬美雪。
昭平:へー、金田一に出でくる七瀬美雪と同じ名前だ〜。ヤバい。好きになりそー(幸)
浩介:(そういえば、つい何日か前図書館でみたような覚えがある)
三人:いいなー。まるで天使だー
美雪がこっちへくる
三人:俺(僕)の方に来た。え、違うよ。お前じゃなくて、俺(僕)!いいや僕(俺)だ!・・・
美雪:あのー隣のこっち使っていいですか?
三人:どうぞどうぞー(幸)
美雪:ありがとうごさいます。あ、たしか浩介さんですよね?これ図書館に落ちてました。
(名前の書いてあるノートを渡す)建築の勉強してるんですか?
私、図書館で何度かお会いしたことあるんですよ、けど名前が分からなくて・・・
でも、もう覚えました!よろしく、浩介さん!・・・
ごめんなさい突然こんなこといって、まだ名前いってませんでしたね
三人:(知ってるよ。美雪ちゃ〜ん)
美雪:私、七瀬美雪です!皆さんのお名前は?・・・・
あ、いけない。ちょっと教室のみんなを呼んできますので。
それに初めお話したのにこんなお喋りしちゃって。
変な子なんて思わないでくださいねー
三人:いえ全然思わないよ!
美雪:ではまた。(美雪走って去る)
三人:天使だーありゃ天使だー(大吉)うちのクラスの女子とは大違いだ
昭平:それにしてもお前、下の名前で「浩介さん」だなんて。どういう関係なんだ?
浩介:ホントに話したこともないよ―(でも確かにあの綺麗な姿は図書館でも輝いていた。
一度見たら忘れはしない美しさだ。本当に天使だと思った)
修一:でもあんな可愛い子に名前覚えてもらえるだけでいいよなー
わざわざ落とし主を探してまで届けてくれるなんて、俺も落し物になる〜
昭平:俺もなる〜
浩介:(いつまで浮かれ顔で空を見ていた。「僕も、しかし本気で好きになっちゃったのかな〜。
片想いなのに二股かけちゃってるよ〜。あ〜何やってんだろ・・・」)
女子達:何よあの子?
かおり:この学校のチェ・ジュウ(冬のソナタのユジン役、この前は小泉にも日本にきて会った)だって
純子:なにそれ?変なの。よくわかんない
麻都佳:それにあの女優は性格悪いって聞いたことあるわ
かおり:じゃあ、あの子も悪いんじゃない?(怒)(←相当なやきもち)
女子三人:それに男ってばかよねー三人そろって鼻の下伸ばして
浩介:(どうすりゃいいんだろう・・・)
1話1話長さが変わってしまいましてどうもすんませすんm(_)m
(無計画に妄想しながらタイピング。いや、ダイヤルプッシュしてますので)
どうも親指一本だけでは、と思いに二本指打方をやってみましたがうまくできませんでした。
無念!これからも一本で頑張るかー
さあだんだん私の願望が作品にでてきたので、私は誰かお分かりでしょう?
でもあくまでも秘密ですよ〜
なになに?「彼らはどんな劇やってるの?」だって?
それはこれから分かります(また考えます)とりあえず、ラブストーリーです
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