プチ春劇場:「あなた自身の天使のために」

かおりの家

かおり:町は幸福だ、でも私は相手がいなくて困っている(劇の練習でもしているかのような独り言)

場面は飛んで浩介の家

昭平:僕はどうせここで媚なきゃってとこで媚を売れない男でついでに恋愛も臆病さ、
  でもな―青春の言葉がほとばしるんだ!青春をくれ!金田一少年の事件簿でいうと美雪が好きだ!
浩介:出来ない人はいる。だが、僕らはそうじゃない!まだ行ける!可能性はゼロでない限り!!

次の日の夕方、矢田川で浩介、青春を叫ぶ

浩介:ついにその時はきた!僕らの真の青春とは何かそれは恋である!
  作り物のない純粋な混じりっけのない恋愛である!(独り言)っなんちゃって・・・

その河原で叫んでいる姿を後ろから見ているかおり

かおり:私はここにいるのよ(大きな声で誰かに叫ぶ)
浩介:え!お前今の聞いてたの?マジカよ!恥ずかしいな〜
かおり:劇の練習なの?(劇の練習なんかではないと知っていてからからかう感じで)
浩介:そうなんだよ!劇!劇の練習!
かおり:嘘つき(笑っている)
浩介:この〜(照れながら)
  さあ手を握ろう〜(まだ劇の練習をやっているかのような感じ) 
かおり:(急に真剣な顔になり手を握った目つき)汗かいてる〜(目が優しくなった。笑っている)でも温かい(小さく呟く)
浩介:(もうドキドキ、手すら握ったことのない男は余計に手に汗をかいた)

少し見つめ会う二人、やがて微笑二人は微笑んでいた
昭平、突然現れて二人を見つめる。彼の目には心の汗が流れていた

昭平:わあーー!(と叫びながら)河原走ろうゼ!!
かおり.浩介:うん!

三人は走った!意味もなくただ走った!そこに何か意味など求めてはなかった。
そして誰もいない河原に暫くして寝ころがった。もう既に日は沈んでいた。

昭平:はーはー(息があらい)俺ら他人から見たら単なる馬鹿かもなー
浩介:全く。もう帰るか?
かおり:そうね
昭平:じゃ俺送ってくよ、
浩介:あー(なんとなく快い返事ではなかった)
かおり:うううん、一人で平気よ
昭平:いいよ危ないし!(少し真剣)
浩介:ま、いいじゃん(素直な言葉ではなかった。)
少し会話が止まった。結局送ってもらうことになった
かおり.昭平:また明日
浩介:ああ・・・

       つづく             続きはまた今度!期待してお待ち下さい!

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